お父さん。
きちんと働くようになって、いざ贈り物を・・・と思うと
「欲しいものがよくわからない」。
結局、「お酒」「下着」「ポロシャツ」「ネクタイ」「ハンカチ」等のプレゼントで毎度お茶を濁している人も多いのではないでしょうか?
実際にお父さんって何が欲しいのでしょうか?
そういう私も3児のお父さん。
父は団塊の世代70歳。
個人的には「別に欲しいもんなんてないけど
(正確にはあるが、子どものプレゼントレベルの価格でほしいもんなんてない)
どうせなら「自分じゃ中々買わないものが欲しいなぁ」と思ってます。
私の父もそうみたい。
ということで、私がいつも父へプレゼントしているのはあえての消えもの「お酒」。
中でも、団塊の世代にとって「ウィスキー」は特別なお酒でしたので今回ピックアップしたいと思います。
その昔、1989年に酒税法が改正されるまでウィスキーにはバカ高い酒税が乗っかっており、今では2000円台で買えるようなスコッチが3~4倍の価格でしか手に入らず、海外旅行のお土産としてウィスキーが定番だった時代があるんです。
でもウィスキーと言ってもいろいろありすぎて・・・どれにしたら??
という方のために、「お父さんの普段晩酌しているウィスキーをもとにした、喜ばれそうなウィスキー」を厳選したいと思います。
※そりゃ「山崎」「白州」「竹鶴」「余市」なんかを贈れば喜ばれるだろうけど、ネットでしか買えないプレミア価格のついたウィスキーなのでそういった類は今回外しますね。
記事が長いので端折りたい方はお父さんのタイプ別に目次をクリックしてください。
サントリー党のお父さん
普段「角」・「ホワイト」・「トリス」なんかを飲んでるお父さん向けの紹介です。
個人的な見解ですが、サントリーのウィスキーってサントリーならではの独特の香りがあり、この香りを好む人が多いのも事実。
実際「サントリーのウィスキーじゃなきゃダメ」って人も多いです。
というのも1981年における日本のウィスキーのシェアはサントリーだけで76%。
ほぼ独占ですね。
というわけで、サントリー党に喜ばれるおススメを3本ピックアップ。
その① サントリー「オールド」
言わずと知れたサントリーの王道。
1981年のピーク時にはウィスキーの3割が「オールド」だったほどに定番。
「だるま」の愛称で愛された1本。
これが嫌いなサントリー党はいないのでは!?
1本2,000円を切りながらも箱入りで買えるのも良いです。
その②サントリー「ローヤル」
ローヤルは、サントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーである鳥井信治郎の最後にして最高の名作。
団塊世代がたまに行くクラブでキープしたウィスキーはこいつに違いないです。
スリムボトルとノーマルボトルがありますが、【酉】をイメージしたノーマルボトルの方が喜ぶこと請け合いですね。
その③サントリー「AO碧」
ちょっと最近ウィスキーにかぶれてきたお父さんへ送るならこれ。
世界5大ウイスキーの個性が織り成す、複雑で豊かな香味の変化を楽しめる1本。
最近発売したばっかりなので飲んだことないけど、手が出ない1本であることは間違いなし。
きっと喜びますよ。
ニッカ党のお父さん
普段「ブラックニッカシリーズ」や「スコッチウィスキー」なんかを好んで飲んでいるお父さん向けの紹介です。
ニッカウィスキーの特徴は、「本場スコッチウィスキー」に近い味わい。
特徴は、ウィスキーらしい「薫香」やテイストのバランス。
ニッカ党のお父さんを唸らすおススメをピックアップします。
その① ニッカウヰスキー「スーパーニッカ」
1本2000円ちょっとですが「マッサン」でおなじみの竹鶴正孝が愛妻「リタ」を想って作ったニッカの神髄が込められた1本。
貰ったらちょっと小躍りする1本。
その② ニッカウヰスキー「ザ・ニッカ」
現行のニッカのウィスキーで酒屋レベルで手に入る最高品質。
ちょっとお高いですが、お父さんのお小遣いで買えませんので絶対に喜びます。
その③ スコッチウィスキー「ハイランドパーク 12年 ヴァイキング・オナー 」
ドラマ「マッサン」にて竹鶴正孝が参考にしたといわれるウィスキー。
(あくまで推測ですが)
ピートの香りが強く、情熱的な味わいのようです。
うんちく含め送ってもいいかもしれません。
キリンディスラリー党のお父さん
普段「オークマスター樽薫る」などのキリンディスラリー製のウィスキーや、「ジムビーム」などのバーボンを好んで飲んているお父さん向けの紹介です。
キリンディスラリー製のウィスキーは、マスターブレンダー田中氏が「フェアローゼス蒸留所」にて商品開発に携わった経歴や、そもそもバーボン樽の使用が多いことから、キリン製のウィスキーはバーボンを思わせるオーク樽の香りが纏われたウィスキーが多いです。
傾向的には、ちょっといいバーボン送れば大喜びですね。
その① キリン「富士山麓シグネチャーブレンド」
富士山麓もいよいよ原酒不足のあおりを受けてこの商品に統合。
とはいえ高すぎて手が出ないお父さん続出です。
是非この機会にプレゼントしてはどうでしょうか?
富士山麓好きなら大喜びです。
その② バーボン「IWハーバー12年」
団塊世代のバーボンといえばIWハーバー。
ゴールドメダルでも十分なんだけど、12年物は特徴的なボトルでもらったら小躍り間違いなし。
でも予算に合わなかったらゴールドメダルでも十分喜びますよ。
その③ テネシーウィスキー「ジャックダニエル」
1990年代のTVコマーシャルで出てたアメリカンウィスキーといえば間違いなくこいつが一番。
いまだ根強いファンも多く、スタイリッシュなボトルもお父さん受け間違いなしです。
よくわかんないヤツを飲んでる。もしくは大容量しか飲んでないお父さん
一番困るのがこのタイプ。
とりあえずハイボールなら何でもいいのか?量呑めればいいのか?
良くわかりません。
この手のタイプには、
「とにかく質より量」「とはいえそこそこの質」
を踏まえて検討すればきっとありがたがられます。
その① ジョニーウォーカーレッド 1750ml
こいつが出てきた時点でちょっとビビります。
だってジョニ赤の1升瓶ですよ。
とはいえ、のんべいは小躍りするありがたさ。
うちの父はこれが一番喜んでました。
その② ホワイトホース 4000ml
その昔、黒沢明監督が愛飲していたウィスキーはコレ。
今ではだいぶお求めやすくなりまして、4000mlの大容量まで出ております。
ちょっとお高いですが、団塊世代のお父さんは1か月以上お酒の心配が要らなくなること請け合いです。
その③ シーバスリーガル 12年 4500ml
う~ん。これは出すかどうか迷ったんですが、確実にもらって嬉しくないわけがない1本。
私がこんなの貰ったら、経済観念が狂いそうです。
でもこのクオリティのウィスキーを、この量空けたら安ウィスキーは飲まなくなってお酒の量は減るかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?
だいぶ個人的主観が入ったセレクションですが、是非検討の一つに入れていただけるとうれしいです。
※基本的に紹介したウィスキーはそもそも一般的にも美味しいものですのでハズレとか選んで嫌がられることはないですよ。
そもそも、気持ちがあれば何でも嬉しいもんです。
私も子どもから「お父さんは基本的にこれしか飲んでないから」とハイニッカをプレゼントされたことがあります。
(1本1000円ほどのウィスキーです。当時は大容量ボトルもあったお買い得ウィスキーでした。)
でも、「よく自分の好みを知ってたな」と逆に感心して嬉しかったもんです。
要は「相手に喜んでもらう」気持ちが大切なのです。
金額云々ではなく、自分のお財布の中で相手が喜んでくれそうな1本を選ぶことが一番なんですよ。
(逆に1本1万円以上するものはもったいなくてリビングの棚の中で数年間陳列されること請け合いです。ちなみに、うちの父に「森伊蔵」をプレゼントしたらもったいなくて飲めなくていまだに陳列中です(3年目に突入))。
是非参考にしてください。